かん、かん、ころん(。_。)
今日も人生という名の盤上で、運命のサイコロが動き出している。
近所の海で釣りをしていると良く釣れる魚。
底の方で数秒引いてアタリがあったと思ったら、あとはスルスル何の適応もなく上がってくる魚。

これは何でしょう?
そう!!
『エソ』
です。

今回はスーパーやお店で見かけない、奇妙な魚で釣り人からは外れ扱いされる魚『エソ』について解説したいと思います。
おおよそこの魚を対象魚に釣りをしている人を見たことがないですが、
実は美味しい魚で『高級魚』なことをご存じですか?
ここでは、隠れた高級魚「エソ」の魅力や捌き方、おいしい食べ方などをご紹介します。

おすすめ調理法やレシピもご紹介します。
高級魚「エソ」とは?

「エソ」は、ちょっとグロテスクな顔をした海水魚。
姿はどこにでもいるハゼに似ていますが、小型の個体から大型の個体まで幅広く見かけます。
海釣りをしていて底の方でアタリがあると大体この魚で釣り人からはあまり好かれていない魚です。

ショアジギングで底の方でアタリがあって、最初だけ引いてその後するする上がってくると大体『エソ』です。

そこからスルスル上がってくる魚は他には大人気の魚『ガシラ』も同じような感じですな。

けれども「エソ」は、食べてみると意外とおいしい、知る人ぞ知る高級食材でもあるのです。

基本的には釣れても即リリースされる魚です。
色や形
「エソ」は、体長50センチくらいになる大きめの海水魚。
表面は丸いウロコでザラザラしていて、全体的に茶色がかった色彩をしています。
全体のフォルムは細長くて紡錘形で、目や口が大きくて鋭い歯を持っているのも特徴的。
まるで蛇のような、ちょっとグロテスクさもある容姿の魚です。
基本的に海底に張り付いているので遊泳力はあんまりない魚です。

名前の由来
「エソ」という名前の由来は、大和朝廷の時代にまでさかのぼります。
その時代には、朝廷に属していない人びとを「ヒナ」や「エソ」「エミシ」と呼んでいました。
その言葉は「見るに堪えないもの」というものという意味です。
「エソ」とは、この魚がグロテスクな見た目をしていることから名付けられたという説が有力だそうです。
産地や旬の時期
産地
「エソ」は水深100メートルより浅瀬に生息している海水魚で、海底が砂地になっているところに多く生息しています。
主な生息地域は、日本近海では千葉県から九州の太平洋沿岸。
または、若狭湾から九州の日本海側と比較的暖かい地域に生息しています。
日本以外だと、インドから西太平洋あたりにも広く生息している魚です。
漁や旬の時期
「エソ」は主に、底引き網などの沿岸漁業や沖合漁業で漁獲されます。
一般的な釣りでも獲れるのですが、歯が鋭くて釣り道具を傷つけてしまうこともあるため、「エソ」を主な目的として釣る人は少数派。
旬の季節は秋から春にかけてといわれています。

大体対象外の魚として釣れてもあまりうれしくありません。
捌き方や下処理の方法
一般的に「エソ」は、調理に手間がかかる魚として知られています。
その理由は、硬い小骨が多いため。
「エソ」は新鮮であれば生のままで食べることができる魚なのですが、身に小骨が複雑に絡んでいてそのまま食べるのが困難なのです。

そこでここでは、「エソ」の捌き方や下処理方法をご紹介していきます!
一般的な捌き方
- ウロコを取っといく
- 頭を落とす
- 良く魚を洗う
- 骨を外す
まずウロコをとっていきましょう。
その次に頭を落としてよく洗います。
腹から尾ヒレにかけて切り込みを入れたら、向きを表に変えて包丁の背中で身を叩いておきます。
それをまた裏返して、骨を付け根から剥がします。
これでエソを捌く作業は完了です。
刺身などの下処理方法
刺身にしたいときには、「エソ」の身の特徴でもある小骨の下処理をする必要があります。
側面の身は、尾ひれにかけて段々と骨が細くなっていくので、尾ひれに近い部分が刺身向き。
毛抜きなどを使って小骨を抜いておきましょう。
はじめに、中骨・背中側・側面の4枚おろしにして皮を剥いでおきます。
側面の尾ひれに近い部分を刺身にしたら、あとの部分はすり身などの別の料理に使うのがおすすめです。

味の特徴やおいしい食べ方
味の特徴
調理方法にちょっとコツの必要な食材「エソ」。
けれども、ちゃんとした捌き方や下処理をすれば、とてもおいしく食べられます。
その身の味わいはクセがなく透明感のある白身魚。
ちょっと水分が多めではありますが、熱を通しても強く締まることがありません。
良い出汁もとれ、卵巣もおいしくいただける魚です。
おすすめの食べ方
「エソ」はすり身の原料として一級レベルの食材です。
もっとも有名なのがかまぼこで、「エソ」を使用したものは高級品として重宝されます。
かまぼこだけでなく、天ぷらやちくわに調理してもおいしくいただけるし、「エソ」の干物は通に好まれる知る人ぞ知る逸品らしいです。
地域によっては、焼きものにして食べる地域もあるみたいです。
さらに生のままで刺身で食べてもおいしいという、じつは調理のバリエーションも豊富な魚なのです。
「エソ」を使ったおすすめレシピ5選
エソが美味しいと言っても、どのように食べたら良いかわからない。

そんなたくさん釣る人はあんまりいませんので、レシピ五択でいきましょうか。
エソのから揚げ
やはり簡単な魚の調理法として有名なのが、焼く、刺身、揚げるの3大定番ですね。
市販の唐揚げ粉を付けて油の中にドボン。
弱めの中火で両面を彩りよく揚げたら完成です。

正直一番美味しい食べ方で多少小骨が残っていても、骨ごと食べれてしまいます。
エソの刺身
エソを切り身にするのは多少手間がかかりますが、切り身にしてしまえば後は醤油とワサビで美味しくいただくだけです。
新鮮な内に触感を楽しんでいただくか、冷蔵庫で少し寝かせてうま味を底上げして頂くのもアリですね。
エソのすり身と豆腐とほうれん草のお吸い物
エソのすり身の団子に豆腐、ほうれん草を使った具沢山なお吸い物のレシピ。
白だしと薄口醤油で上品な味に仕上げます。
さっぱりした味わいですが食べ応えも抜群!夕食にぴったりな汁物メニューです。

寒い日に釣りをしたら暖かい汁物が身に浸みます。
エソのがんもどき
エソに木綿豆腐やひじき、ニンジンなどを加えたがんもどきのレシピ。
エソの切り身にほかの具材を入れて、フードプロセッサーで混ぜ合わせたものを油でカラッと揚げて作ります。
大葉や海苔に包んであげると、バラエティ豊かな食感と味わいを楽しめるのでおすすめ。
じつはおいしい高級魚「エソ」をぜひ味わってみてください。
近所の海で釣りをしていると良く釣れる魚。
ちょっとグロテスクな姿をしていますが、食べるとじつはおいしい高級魚「エソ」。

ここでは、その特徴や魅力、おいしい食べ方などをご紹介しました。
また、おすすめレシピ5選も役立ててみてください。
普段釣れても外道扱いされてしまう『エソ』さん、釣れても即リリースで引きもあまり楽しめない存在ですが、その神秘のボディーからは想像ができない美味しい高級魚。
調理にちょっと手間がかかることもありますが、ぜひその味わいを楽しんでみてください。
本当はアジやイワシ、ショアジギングなら青物を調理したい所ですが、なかなか釣れない時にお土産を手に入れるために底をねちねち探ってみてください。
簡単に釣れて、お持ち帰りできるのでチャレンジしてみてください。
今回は以上になります。
このブログをご覧いただきありがとうございました。
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