かん、かん、ころん(。_。)
今日も人生という名の盤上で、運命のサイコロが動き出している。
株式投資をしているとどれだけ勉強しても、どれだけ調べても不意の暴落に巻き込まれることがあります。
そんな時、投資をしていたら、もちろん含み損を抱えることになるでしょう。
含み損とは
ある銘柄の株価が購入時点より下落することで発生する損失。
現金化していないので、実際にお金が減っているわけではない。
まだ、ポジションが小さかったり、少しの下落なら問題ないとは思います。
しかし、

大きくポジションを取っていたり、大幅な下落に巻き込まれて、大きな含み損を抱えることになると誰でも気が気じゃなくなると思います。
そんな時の対策方法をおすすめ順に紹介したいと思います。
また、投資家の投資スタイルによって異なってくるので、投資スタイル別におすすめ度を評価していきます。
この記事を読めば、含み損を抱えている時の対策法をいくつか手に入れることができると思います。

含み損対策方法の種類
ここでは定番の3つの手法とそれのメリット・デメリットを紹介します。
投資家と投資スタイル区別
短期投資家(デイトレーダーなど)
同一銘柄を買ったその日のうちに売却、もしくは売りから入ってその日のうちに買い戻すスタイルの投資家のことを言います。 簡単に言えば、1日以内の短期の取引で運用益をあげる投資家です。
中期投資家(スイングトレーダーなど)
数日間~数週間(数ヶ月)で売買を済ませてしまう短期売買のトレード方法です。短期間で売買を完結させるため、ファンダメンタル分析(企業の業績や成長性などに投資すること)よりも、テクニカル分析(チャートや過去の株価の値動きを表した指標を参考に、買い時や売り時を探り投資すること)を重視していく投資手法。
長期投資家(高配当株投資家など)
「高配当株投資」とは、長期間に渡り銘柄を保有し続け、優良企業に投資して配当金をもらい続ける投資手法です。余程の事がない限り売却を考えない投資手法。
高配当株投資について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。





耐えて含み損の解消を待つ(ホールド)
方法
この方法は株価は上昇と下落を繰り返しながら変動していってます。
そこを考えて今現状は暴落に巻き込まれて含み損を抱えている状態ですが、その内景気が良くなり株価が上昇して含み損が解消されるまで、じっといつまでも耐える方法です。

高配当株投資をしていると15年くらい我慢するとプラスに傾くらしいですね。
メリット
- 含み損は損失を確定させない限り、投資上の損失にはなりません。
- 保有中は投資銘柄が配当金や貸株金利を出してくれることが多いので、保有期間が長ければ長いほど含み損をいくらか軽減してくれます。
- 株主優待が貰える。
デメリット
- 株価は上昇と下落を繰り返しながら変動していってますが、投資の世界において絶対はあり得ません。
- 下落したから次は上昇するかと思いきや、下落に下落を続けて大幅な含み損を抱えてしまうことがあります。
- 俗に言う塩漬け株状態と思われやすいです。
塩漬け株とは
含み損が大きくなりすぎ、売るに売れなくなった株のことです。
投資スタイル別おすすめ度 (ホールド)
- 短期投資家(デイトレーダーなど) おすすめ度 ★
- 中期投資家(スイングトレーダーなど)おすすめ度 ★★
- 長期投資家(高配当株投資家など) おすすめ度 ★★★

更に買い増し追加投資をする(ナンピン)
方法
この方法は含み損が出ている銘柄を更に追加で購入して、平均取得単価を下げることにより半分の上昇で含み損を解消する方法です。

正直世間一般からしたらあんまりですが、フォレストファンド的にはこれが一番好きな対策の仕方ですね。
数々の危機をこれで切り抜けてきました。
英語では「average down」といい、平均(average)を下げる(down)という意味合いをもっています。
メリット
- 買い増しをすると平均取得単価を下げることができ、もしその後に株価が上昇すれば含み損の解消を早めることができます。
- 運が良ければプラスに持っていくことも可能になります。
- 買い増した株が値上がりすれば利益も大きくなる。
デメリット
買い増ししたことにより、保有株数を100株から200株になりますので、もしそこから株価が更に下げるようなら2倍の含み損を抱えることになるので、大幅なリスクを生むことが多くなります。
投資スタイル別おすすめ度 (ナンピン)
- 短期投資家(デイトレーダーなど) おすすめ度 ★
- 中期投資家(スイングトレーダーなど)おすすめ度 ★
- 長期投資家(高配当株投資家など) おすすめ度 ★★★

損切りを行う(ロスカット)
この方法は含み損が出た場合に、損切りラインをしっかりと設けてそこに達した場合はさっさと損切りして、次の投資機会に向けて準備して投資資金の回転を促進させる方法です。

この方法が一番無難で誰もが一番大事だと思うやり方だと思います。
メリット
- 損切りラインをしっかりと設けているので、それ以上の含み損からの損失を発生させることがなくなる。
- 投資資金を停滞させることなく、次の投資先に資金を投資することができるので、投資資金の流動性・資金回転が良くなる。
- 次の投資機会の準備をすることができるので、機会損失を減らすことができる。
デメリット
- 含み損からの損失を確定させることになるので、投資上の損と投資資金を減らすことになる。
- 利益確定より損切り額が多いとどうやってもマイナスになる。
- 損切りラインを決めるのが難しい。
投資スタイル別おすすめ度 (ロスカット)
- 短期投資家(デイトレーダーなど) おすすめ度 ★★★
- 中期投資家(スイングトレーダーなど)おすすめ度 ★★★
- 長期投資家(高配当株投資家など) おすすめ度 ★

まとめ
比較値
投資スタイル別おすすめ度 (ホールド)
- 短期投資家(デイトレーダーなど) おすすめ度 ★
- 中期投資家(スイングトレーダーなど)おすすめ度 ★★
- 長期投資家(高配当株投資家など) おすすめ度 ★★★
投資スタイル別おすすめ度 (ナンピン)
- 短期投資家(デイトレーダーなど) おすすめ度 ★
- 中期投資家(スイングトレーダーなど)おすすめ度 ★
- 長期投資家(高配当株投資家など) おすすめ度 ★★★
投資スタイル別おすすめ度 (ロスカット)
- 短期投資家(デイトレーダーなど) おすすめ度 ★★★
- 中期投資家(スイングトレーダーなど)おすすめ度 ★★★
- 長期投資家(高配当株投資家など) おすすめ度 ★
基本的に長期投資家以外は、ロスカットをしっかりと実践することが最善策で長くに渡って投資人生を生きていける方法になります。
高配当株投資家としての基本的な考え方を参考にするのもいいかもしれません。
逆に高配当株投資家などの長期投資家はホールドすることが一番損失を出しにくいように考えられ、良いタイミングを見計らってナンピンを取り入れることができれば、更なる利益を生むことができそうです。
高配当株投資の暴落対策を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。



今回は以上になります。
株価暴落などで含み損が出た時の対策を紹介しましたが、投資スタイルに応じて向き不向きが存在しており、それが決して正解かは投資家本人の責任で実施してください。
最善手かは、その結果が教えてくれると思います。
~ 早期リタイアして自由に暮らす生き方 ~
~『FIRE』(Financial Independence, Retire Early)を目指して ~
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