かん、かん、ころん(。_。)
今日も人生という名の盤上で、運命のサイコロが動き出している。
株を貸して稼ぐ貸株サービスの魅力とリスク
「株で儲ける・利益を得る」というと、すぐにイメージできるのは株の売却益です。
売却益のように売買の差額で得る利益→キャピタルゲイン
でも実は、株で得られる利益はキャピタルゲインだけではありません。
他に、インカムゲインという利益があります。
株という資産を「持っていること」そのもので得られる利益のことで、
配当金や株主優待→インカムゲイン
証券会社に株を貸して金利を受け取る「貸株サービス」も、インカムゲインを得る方法のひとつです。
しかもその金利が、銀行預金よりもずっといいんです。

銀行貯金だと、0.001%とかに。。。
銘柄によっては20%もの金利がつくこともあります。
貸株金利は大体は0.1%とか1%とかが多いですね😁
持っている株を有効活用できるので、投資家なら絶対にしといた方が良いですね。
貸株金利は配当金と違って、毎月貰えるので毎月毎月不労所得を得ることができる最大のメリットもあります。
高配当株投資をするうえで重要な長期投資をするなら、ただ保有するだけではなく、銘柄にも働きに出てもらって金利をゲットすると、
加速度的に資産の増加を助けてくれます。
効率的に資産運用するなら必要な知識なのでご紹介いたします。
一方で、証券会社が倒産した時のリスクや、税金や株主優待の受け取りについての注意点もあります。
貸株サービスのシステムとメリット・デメリットについてご説明します。
高配当株投資だけだと不安な方はこちらもどうぞ。

貸株とは?貸株金利で稼ぐ貸株サービスの仕組み
貸株サービスは自分が持っている株を証券会社に貸して金利(貸株金利)を受け取れるサービスです。
ネット証券各社が積極的にアピールしていて、特に取扱銘柄数が多いのがSBI証券、楽天証券、auカブコム証券です。
- 証券会社は顧客から借りた株を、貸株市場を通じて機関投資家(ヘッジファンドなど)に貸し出し、機関投資家から貸株料を受け取ります。
- その貸株料の中から、顧客に金利を払っているというわけです。
- 貸株市場とは、機関投資家が参加して株を貸し借りする市場です。
- 当然、株券を貸した側は、借りた側から金利を受け取ります。
これまでは個人だと貸株市場には参加できなかったのですが、貸株サービスを利用することで、証券会社を通じて間接的に貸株市場に参加できるようになりました。
顧客にとっては、株を貸すだけで金利がつくので本当に「おいしい」サービスです。
しかも貸株中は、返却指示をしなくてもいつでも株を売却できるので、売りたいタイミングを逃すこともありません。

メンテナンス不要は不労所得として理想的でありがたいですね❗

最高金利の上限なし!SBI証券の貸株サービス
ここで貸株の取扱銘柄数が多いSBI証券の特徴を紹介します。
SBI証券の場合、1%以上の金利がつくプレミアム銘柄が100~400銘柄程度あると紹介されています。
実際に調べてみたところ、2018年12月現在で1%以上の金利がつくプレミアム銘柄は157銘柄ありました。
157銘柄もあれば、もしかしたらあなたが保有している株もプレミアム銘柄として登録されているかもしれません。
保有銘柄からSBI証券でプレミアム銘柄を検索してみてわ?
貸株サービスのメリット
貸し株サービスのメリットはなんといっても、株を貸すだけで金利を受け取れることです。
しかも、株主優待も通常通り受け取ることが可能です。
株を貸すだけで金利を受け取れるボーナス銘柄に指定されていれば、金利20%など高い金利がつく貸し株中でも株主優待や配当金を受け取ることが可能

高配当銘柄でなくっても、不労所得を得ることができますね。
銀行の金利より断然高い貸株サービスの金利
なんといっても気になるのは、貸株サービスの金利です。
貸株の対象銘柄が多い楽天証券だと、貸し株の最低金利は0.1%で、1%以上の金利がつく株も846銘柄あります。
1%も金利がついたら、銀行の金利より断然いいです。
長期で株を持っていると、「ただ持っているだけ」の状態になることもありますから、その間に金利がもらえるなら嬉しい限りです。
楽天は2021年3月時点で楽天ポイントなどの改悪が多いので、その魔の手がここまで伸びないか不安です。(;´д`)
証券会社によっては「ボーナス銘柄」などとして、特定の銘柄にさらに高い金利をつけることもあります。

貸株している間も、配当金や株主優待は受け取れる
貸株している間は所有権が自分にない状態となります。
そうなると心配なのが、配当金や株主優待を受け取れるかどうかです。
楽天証券の場合、「株主優待自動取得サービス(優待優先)」を利用すれば、株主優待を通常通り受け取れます。
権利確定日前後に自動で貸株を解除して、一旦返却してくれるシステムで、貸し株サービスを実施している他の証券会社でも、同じようなサービスがあります。
「株主優待自動取得サービス(優待優先)」を選択していると、株主優待と配当金の権利確定日が同日の場合には、配当金も通常通り受け取ることができます。
配当金相当額への課税に注意!貸株サービスのリスクとデメリット
魅力的な貸株サービスですが、次のようなリスクやデメリットもあります。
- 証券会社が倒産した時に株を失う配当金相当額を受け取った時には総合課税される
- 配当金相当額ではなく配当金を受け取るためには、各企業の権利確定日(決算)にあわせて証券会社に返却指示を出す必要あり!
- 長期保有に応じた株主優待が受けられなくなるかも?
- NISA枠では貸株サービスを使用することができません。
各証券会社のWEBサイトを見ても、リスクやデメリットは小さく書かれているだけですが、貸し株サービスを利用するにあたって必ず理解しておくべき大切なことです。

それぞれについて、詳しく紹介します。
証券会社が倒産した時は株式を失うリスクがある
- 貸株中、自分が株を貸した相手(証券会社)が倒産したときには、株を失ってしまう可能性があります。
- 貸株中でなければ、証券会社が倒産しても、投資者保護基金というところがあなたの株を守ってくれます。
- 一人あたり上限1,000万円という制限はありますが、いざというとき安心です。
- しかし、貸株中の株は保護されません。
普段、証券会社は、顧客の株を自社の資産とはわけて管理しています。
しかし、貸株中は株の名義が顧客から証券会社にうつっている(証券会社の資産になっている)ので、投資者保護基金の保護の対象にはならないのです。
証券会社が倒産することはめったにないはずですが、大きなリスクであることは間違いありません。
もしも「この証券会社、いよいよ破綻するんじゃないか」と思ったら、株を返却してもらうか、売却する必要があります。
配当金ではなく、「配当金相当額」を受け取ってしまったときには、税金面でのデメリットが発生します。

配当金相当額というのは、「配当金そのものではなく、配当金に相当する額のお金」です。
配当金相当額でも、源泉徴収後の配当金と同じ額がもらえるので、何の問題もなさそうですが、実は確定申告のときにデメリットが発生します。
配当金相当額は、確定申告すると、そこからまた税金が引かれてしまうんです。
普通の配当金は配当所得になって、確定申告不要制度を選ぶこともできますが、配当金相当額は雑所得扱いになるので確定申告が必要です。
しかも、配当金なら確定申告時に「配当所得控除」という税金軽減のシステムを適用してもらえますが、配当金相当額だと配当所得控除は受けられず、税金を軽減してもらえません。

決算に合わせて株の返却指示を出せば配当金が受け取れる
配当金ではなく、配当金相当額を受け取ることになるのは、どんな場合でしょうか。
例えば楽天証券で「株主優待自動取得サービス(優待優先/金利優先)」を使用していると、こうなります。
- 楽天証券の場合、配当金相当額ではなく配当金として受け取るためには、権利確定日4営業日前までに「貸し株を一旦返却してほしい」という指示をします。
毎回自分で返却指示を出す必要があるので、配当金として受け取りたい場合は、忘れないように注意しておく必要があります。
- マネックス証券では「配当金自動取得サービス・株主優待設定」が用意されています。
この設定を行っておけば、指示を出さなくても自動的に株主優待や配当金の権利が取得できるので大変便利です。
ただしサービスを利用中は通常より低い貸株金利で運用されます。
サービス申し込み後に即時解約しても一定期間は低い金利が適用されるので注意してください。
フォレストファンドでは、SBI証券と楽天証券しか持ってないので2つの証券の内容を理解していないと行けません。
まぁ大体似たり寄ったりです。
長期保有で優待のグレードアップを狙う人は要注意
もうひとつ注意しておきたいのは、長期保有で株主優待の内容がグレードアップする銘柄を持っている場合です。
貸株をしている間に臨時株主総会や臨時配当が発生した場合、継続保有とみなされないことがあります。
臨時株主総会や臨時配当を行って株主名簿をつくりなおした場合、そこに名前がないと「継続保有してない」と判断されることがあるのです。
さらに、「株主優待自動取得サービス」だと、優待取得のために一旦株が返ってきても、株主番号が変わることもあります。
すると、長期保有株主とはみなされず、優待内容グレードアップの対象から外れてしまいます。
1年以上保有にて、500円から1000円のクオカードに変更される!などなど、は注意が必要ですね😁

まとめ
リスクもあるが金利は魅力!貸株サービスのメリット・デメリット
株を貸すだけで金利がもらえる貸株サービスについてご説明してきました。
金利は高いし、株主優待も通常通り受け取れる、魅力的なサービスでしたよね。
ただし、証券会社が倒産した時に株を失うリスクや、株主優待の長期特典が受けられなくなるデメリットがありました。
注意点やリスクがあってもなお、貸株でもらえる金利は大きな魅力です。
20%という驚異的な貸株金利がもらえるボーナス銘柄もあるので、金利が高い銘柄を持っている人は、労力をかけずにお金を増やせる貸株サービスをぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
高配当株投資でポートフォリオを組んでいるとどうしても配当利回りが一番に気になるところですが、そこに貸株金利が更に乗っかると資産増大に更なる加速が掛かります。
非課税枠のNISAとかとの併用はできないですが、注目するには良いところではないでしょうか?
やってない人がいたら絶対にやった方が良いですね(;´д`)
今回は以上になります。
最後までグログを読んでいただきありがとうございました。

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~『FIRE』(Financial Independence, Retire Early)を目指して ~
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