かん、かん、ころん(。_。)
今日も人生という名の盤上で、運命のサイコロが動き出している。
ある程度資産が増えてくるとリスク許容度が上昇します。

そんな時は勝てそうなタイミングでリスクを犯した投資を行います。
2021.7時点でまだ株価がコロナ前の水準になっていない銘柄・業種への投資をフォレストファンドは検討します。
新型コロナウィルスの影響をもろに受けた航空業界は大幅下落をしており、倒産の危機に瀕していると思います。
高配当株投資家としては、かなりのリスクを伴うもので堅実な投資家にはおすすめできない銘柄・業種への投資を今回は検討したいと思います。
前回ANAについて投資検討いたしましたので、気になる方はこちらをご覧ください。
今回は
日本航空(JAL)【9201】
の株価を分析。そして見通しを分析していきます。

この記事を読めば、日本航空への投資に興味を持つと思います。

日本航空(JAL)(9201)とは?
日本航空JAL(Japan Airlines)
日本2位の航空会社で、国内・国外で航空運送関連業を営んでいます。
主に定期および不定期航空輸送サービスや貨物の取扱いを行っており、またリゾートホテル経営や旅行企画販売なども営んでいます。
2010年に会社更生法を適用し経営破綻して上場廃止。その後、公的資金の投入・整理解雇(リストラ)・第3者割当増資で2011年に民間企業に復帰し、2012年に再上場しています。

簡単に言えば、一回潰れて、また復活した企業になります。
- 1953年(昭和28年)に施行の日本航空株式会社法から、日本のフラッグ・キャリアです。
国際線は東京国際空港(羽田空港)や成田国際空港、関西国際空港を拠点に、アジアや欧米、オセアニアに、国内線は東京国際空港や大阪国際空港(伊丹空港)、新千歳空港などを拠点に幹線からローカル線まで、幅広い路線網を持っています。
世界的な航空連合である「ワンワールド」に加盟していて、日本では全日本空輸と並ぶ主要な航空会社になります。 - 2004年:JALグループ再編の一環としてに日本航空株式会社から「日本航空インターナショナル」に社名変更されました。
国際線と一部の国内線を担当する会社として発足したが、のちに国内線の多くを担当する日本航空ジャパンを吸収合併したことにより、JAL便の運航を受け持つ単一の事業会社となった。 - 2010年:会社更生法の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「株式会社日本航空」や金融事業会社「ジャルキャピタル」などを吸収合併を行っています。
- 2011年:「JALの新しい機内食」と題し、日本の厳選された食材をふんだんに取り入れた機内食メニューを展開。

グループを代表する中核事業会社として、一般には旧持株会社同様、日本航空、日航、JAL(ジャル)と通称されます。
- スープストックトーキョー
- たいめいけん
- モスバーガー
- 吉野家
- 日清食品
などの、日本企業とのコラボレーション企画を行うなど、日本品質のサービスに力を入れています。

一部区間を除く国際線と国内線ファーストクラスで提供されており、メニューは路線や機内クラスによって異なる為私のような一般人には到底試食することは難しい所に力を入れているようです。
国際線では通常の機内食のほかに、糖尿病食や低カロリー食、低たんぱく食等の特別食や、ヒンドゥー教やイスラム教、ユダヤ教徒やベジタリアンなどのための機内食、12歳以下の子供用や幼児用の機内食も用意されている。

これらの特別機内食を希望する場合は事前の予約が必要になります。

企業業績
売上高

売上高を見ると航空業界の2021年度の過酷さが分かります。

さすがに来年までコロナが延長するようなら厳しいかもしれません。
営業利益

経常利益


営業利益・経常利益共にむちゃくちゃマイナスになっています。
世界的に航空業界のコロナへの影響が現れています。
これが何年持つのかは心配になるところです。
日本航空 (JAL) (空港業界)の特長
- 航空会社は全体的にフリーキャッシュフローが小さい
- JAL(日本航空)の自己資本比率は高い
- JAL(日本航空)の株価はかなり割安な水準
航空会社は全体的にフリーキャッシュフローが小さいという特徴がある
JALは投資キャッシュフローが多く、フリーキャッシュフローがやや小さいという特徴があります(多くの航空会社に共通する特徴です)。

フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローから投資キャッシュフロー(絶対値)を引いたものです。
その為、JALは競争力維持のための設備投資などに使うキャッシュフローが多いため、配当や自社株買いなどの株主還元にまわす余力が相対的に少なくなっています。
航空会社は魅力ある企業ですが、株式投資の観点では利益を得にくい傾向があります。
JAL(日本航空)の自己資本比率は高い
JAL(日本航空)の自己資本比率は 約59%あります。

2011年の破綻前の自己資本比率は約10%でしたが、会社更生法適用後の経営再建により財務体質は劇的に変わりました。

この時投資していたら相当なダメージを受けることになっていましたので、注意が必要です。
自己資本比率の目安
30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれます。
自己資本比率が約59%あるJAL(日本航空)の財務は、良好そうです。(あくまでも自己判断で)
JAL(日本航空)の株価はかなり割安な水準

現在の株価は買い時と考えて良いと思います。
JAL(日本航空)の株価は割安な水準
JALのPERは2018年に約14倍となっていました。
しかし、その後は株価が下落した一方、新型コロナ問題で純利益も大きく減ったため、現在のPERは約12倍となっています。
PERの平均値は15倍くらいが目安といわれます。
現在のJAL(日本航空)のPERはやや割安な水準です。

株価

配当金・配当利回り
- 配当金 0円
- 配当利回り 0%
- PER
- PBR 1.13
- 配当月 3・9月 (2021.7時点)
一株配当実績

JALは2020年3月期に減配(110円→55円)してしまい、2020年2月以降に急激に株価が安くなったため、配当利回りは約2.8%となっています。
日本株の配当利回りは平均2%前後ですので、高配当株投資家が手をださない程度にJALはやや高配当です。
日本航空の配当方針は「配当性向を概ね35%程度を目安としつつ、継続性・安定性および予測可能性を重視して決定」です。2020年3月期は期末配当を見送り、2021年3月期の配当は無配と厳しいです。
しかし、その後2021年3月期には、無配転落してしまう状態です。

2021.7の株価で配当金110円出ていれば、かなりの高配当株になりますね。
株主優待
株主優待 あり


日本航空[JAL](9201)の株主優待は、①JAL国内全路線の片道1区間50%割引券と②JALパックツアー商品7%割引券(国内・海外各2枚)もらえます。
保有株数が
100株以上200株未満の場合→①1枚、②国内・海外各2枚 (3月のみ)
200株以上300株未満の場合→①1枚、②国内・海外各2枚 (3月と9月)
300株以上400株未満の場合→①2枚、②国内・海外各2枚 (9月は①1枚)
400株以上500株未満の場合→①2枚、②国内・海外各2枚 (3月と9月)
500株以上600株未満の場合→①3枚、②国内・海外各2枚 (9月は①2枚)。



保有株数によっても異なりますが、基本的に優待は年に2回、3月末日と9月末日の株主に配布されます。(200株未満は年1回、3月のみ)
なお、優待券の発送は5月と11月のようです。
日本航空の株主優待は、100株で国内線の全路線が半額になるチケットが年に1回もらえます。
東京から九州で大体50,000円なので、その半額25,000円分が浮きます。
国内線をよく使う人や物販の知識がある人なら転売してしてしまって、現金に変えてしまう方法もあります。

コロナ前なら5000円くらいで販売されていましたが、今では1000円程の価値に・・・
実際の権利日は、2020年9月28日と2021年3月29日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができます。
クロス取引
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、9月28日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の9月29日に現渡決済すればOKです。
3月は3月29日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の3月30日に現渡決済すれば大丈夫です。

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まとめ
日本航空JAL (JAL)(9201)
- 航空会社は全体的にフリーキャッシュフローが小さい
- JAL(日本航空)の自己資本比率は高い
- JAL(日本航空)の株価はかなり割安な水準
- 配当金 0円
- 配当利回り 0%
- PER
- PBR 1.13
- 配当月 3・9月 (2021.7時点)
日本航空は2010年に会社更生法の適用を申請して一度、経営破綻しました。しかし、経営陣を一新し経営破綻から3年かからず東証1部へ再上場しています。
このことから過去の経営方針から一転して、企業としての経営力を強化していると思いますが、新型コロナウイルス感染症の影響で大きく需要が減少し、国際線はもちろん、国内線もまだまだ完全回復の見通しが立っていません。
ワクチン接種が加速度的に進んでいる中、感染症の脅威が去ればまた平時に戻って行けば、自粛が続いていた人たちの活動が活発化し、コロナ前の水準までには時間が掛ってもリバウンドすると思われます。

年単位で我慢をさせられていた人の欲求は相当なものだと思います。
ダイエットも年単位していたら、もはや、がりがりで絶対甘いものが欲しくなる的な感じで。
今後、東京オリンピックがどうなるのかを含め、まだまだ不透明感があります。
また、航空会社には長年、燃料価格の値上がりリスクもありますので、複数の要因で厳しい状況もあり株価は再上場以降の過去最安値付近まで下落していましたが、現状は株価回復傾向のこのタイミングでしっかり上昇方向性を確認して、投資していきたいと思います。

本当はフォレストファンドで200株購入したいと思っていましたが、さすがにリスクが高いのと投資資金が準備できずで、100購入で様子を見る形になりました。
もし、株価がコロナ前の水準で復配するようなら長期保有をして、復配に時間が掛りそうなら、売却して次の投資候補への投資資金に変換したいと思います。
世界的に航空業界は厳しい状態です。しかし、フォレストファンドで米国航空株リバウンド作戦で大きな利益を上げた実績があるので、日本航空株もある程度落ち着いた後に、政策などにより急回復となれば株価上昇のきっかけとなる可能性も秘めていると思われます。
今回は特定銘柄の投資検討を行いましたが、投資の最終判断はご自身で行ってください。
今回は以上になります。
このブログをご覧いただきありがとうございました。

最近スマホやパソコンを触り過ぎて目がしんどいので、こちらを実践しています。
同じような方はお試しを。

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