かん、かん、ころん(。_。)
今日も人生という名の盤上で、運命のサイコロが動き出している。
今、日本株投資界隈では商社株がコロナショックなどの暴落からの復活や、世界有数の投資家ウォーレン・バフェットからの投資対象とし指名が入っているなど人気を強めています。
今回五大商社ではなく、上位2銘柄がどちらがフォレストファンド的にはおすすめか、考えてみたいと思います。

この記事を読めばどちらかに投資したくなると思います。
フォレストファンド的資産運用や配当金生活の始め方はこちらをご覧ください。
伊藤忠商事とは?
伊藤忠商事は1858年に近江商人の初代・伊藤忠兵衛(いとうちゅうべえ)が麻の布を売り歩いたことで始まった、150年以上の歴史を持つ、総合商社です。
滋賀県発祥で、伊藤忠商事は日本に、東京本社(港区北青山)と大阪本社(大阪市梅田)を含め9つのオフィスがあり、海外では約65ヶ国に110以上のオフィスがあります。
そして、約4,200人の社員が働いています。

社員の給料が驚愕
2020年3月期の有価証券報告書によると、伊藤忠商事の平均年収1565.8万円と記載されています。
伊藤忠商事の年代別年収レンジを算出したところ、20歳代で920〜970万円、30歳代で1290〜1340万円、40歳代で1640〜1690万円となりました。

さすが総合商社ですね!ここまでくれば毎日楽しくて仕方がないですね。すぐに一億行きそうです。
総合商社とは?
総合商社のビジネスモデル
総合商社の強みは、
- 新たなビジネスチャンスを探し出す情報収集能力
- 豊富な資金を活用しあらゆるビジネスの可能性を拡大する力
- グローバルな物流網と多様な販路を活用し商品供給に積極的に関わる力
- マーケティングを通して既存ブランドの価値向上を行う力
などであると考えられています。
ビジネスのアプローチは大きく分けて、トレードと事業投資の二つがあります。
トレードの継続・拡大により、取引先との信頼関係が生まれて事業投資へ発展します。
また、事業投資をきっかけにビジネスニーズを発見し、新たなトレードへ発展することもあります。
この二つのアプローチの相乗効果を活かしてビジネスは拡大していきます。

トレード
トレードは総合商社の伝統的かつ基本となるビジネスであり、重要な機能となっています。
あらゆる商材の販売チャネルと情報・物流ネットワークをグローバルに張り巡らせることから始まり、ビジネスと密接に関連した金融・保険機能をフルに活かして一貫した取引の流れを構築します。
その結果、生産者の販売機会の拡大及び需要家の競争力ある調達に貢献し、収益機会を得ます。
事業投資
ビジネス創造の重要な手段となるのが事業投資です。
総合商社の事業投資は、配当などの取込利益だけを目的とするものではありません。
トレードの拡大や関連ビジネスからの収益拡大が実現可能かについても投資する際の判断基準に置きながら投資決定を行います。
経営参画や子会社化など、最適な形で投資を実行したら、人材・資金・情報・経営ノウハウ等の経営資源を投入し、事業経営をサポートします。
これにより出資先企業の企業価値を向上させると共に、総合商社のグループ収益の最大化も可能となります。
近年、総合商社はグループ経営をより重視しています。
変化への柔軟な対応
総合商社は、その時々で最も成長が期待できる分野に軸足を移しながら、環境変化の中で、柔軟に事業のバランスを変化させていくことが可能です。
またそれが必要な能力とも考えています。
例えば、2011年度前半までの資源ブームが終わった後は、資源価格はかつてのような上昇は期待できず、不透明感が強い状況が継続すると見られています。
一方では、中長期的には新興国を中心に、人口増加に伴う各国内需の堅調な拡大が続くと予想されます。
従い、当社の場合、当社の強みであり、比較的安定した収益の見込める生活消費関連分野を中心とした非資源分野の収益拡大に軸足を移しています。
公式ホームページ引用
株価

株価は常に右肩上がり、今後にもかなり期待できます。
企業業績
売上高

営業利益

経常利益

業績もコロナショックやリーマンショックを受けたはずですが、全然問題なく推移しています。
株主還元
株主還元方針
中長期的な株主還元方針(2018年10月1日公表)は、下記の通りです。
- 配当性向の段階的な引き上げ
将来的に配当性向を30%目途とすべく、段階的な引き上げを実施します。 - 自己株式取得の更なる積極活用
1億株程度を目途として、キャッシュフローの状況等に鑑み継続的に実施します。
尚、今後の取得余力を創出するため、2018年10月19日に自己株式消却(0.78億株)を実施しました。

配当状況

配当利回り(予想)について

最低取得金額 348300円
株価が上がりすぎてて、高配当株とはとても言えなくなってきてますね。
今後増配などの株主還元が入れば、配当利回りは上昇すると思われます。
物言う投資家が株主になっている以上、株主に優位な営業努力をたとえ日本の総合商社と言えど、何らかの圧力を受けることにはなると考えられます。
株主優待
株主優待 なし

三菱商事とは?
「財閥」とはお金持ちの象徴。
今はもう言われることの少なくなった上級国民。
歴史の教科書にでてくる財閥とはなんでしょうか?
三菱も戦前、戦後に渡って日本の経済的成長を支えてきた財閥の一つです。
特に三菱は、三井、住友と並んで三大財閥と呼ばれました。
三菱の起源は1870年で、創業者の岩崎弥太郎が海運事業を興したことから始まりました。
実際に三菱商事が総合商社として創設されたのは1954年のことで、設立以来単なる商業目的にとどまらない、開発投資型のビジネスを特徴として、世界各地に活躍の場を広げてきました。

グループ全体の純利益は1兆6800億円、総資産にいたっては439兆3000億円と圧倒的な数字を誇っており、これら二つの指標では三井・住友の両グループを大きく上回っています。
三菱の活躍の分野は多岐にわたり、特に代表的な業種は
- 三菱商事
- 三菱重工業
- 三菱東京UFJ銀行
の三社は「御三家」と呼ばれています。
90カ国において200以上の拠点を持っています。
また1200社にものぼる連結対象会社と協働しながら、世界中でビジネスを展開しています。
事業内容
地球環境・インフラ事業グループ
主に世界各地でのインフラ整備を行う事業で、発電・送変電設備の供給や水道設備や、交通インフラ、海洋上での石油・ガスの開発や輸送に関わるなど、事業対象も顧客も世界各国に広がっています。
また、リチウムイオン電池の開発など限りある資源をより多くの人が最適に使えるような技術の開発・普及を行なっています。
新産業金融事業グループ
商業施設や住宅、工業団地の開発といった不動産事業や、世界各地とのネットワークを活かした物流事業、さらには商社ならではの知見やネットワークを活用した投資・ファンド運用業務を担います。
エネルギー事業グループ
三菱商事にとって資源ビジネスは大きな基盤です。
原油や石油製品の仕入れから、ガソリンスタンドなどに提供するまで一貫したサービスを行うのがこの事業です。
また、原油だけでなく、LNG(液化天然ガス)の開発、供給にも寄与しています。
特にLNGの開発事業に関してはこれから積極的に力を入れていく分野の一つとされています。
金属グループ
主に南米やオーストラリアでの鉱山開発や製錬事業に投資し、世界全体での安定的な金属製品の供給に携わっています。
この分野は、発展途上国の経済成長による建設ラッシュ、とそれに伴う金属需要の高まりを見込み、さらなる事業の拡大が期待されています。
機械グループ
農業機械から建設機械といった産業機械から、宇宙関連事業まで幅広い事業展開をしています。
またいすゞ自動車と提携し、タイをはじめとする東南アジア地域でのトラックの販売も担っています。
化学品グループ
肥料や合成樹脂といったあらゆる製品の材料となる化学品の生産から、医薬品や農薬といった私たちの生活に近いライフサイエンスの分野に関わるものまで扱います。
新興国での中間層の拡大と、それに伴う健康や美味しさへの関心の高まりを考えると、今後の収益拡大に期待が持てる分野だと考えられています。
生活産業グループ
食料品や衣類、生活消費財といった生活必需品を実際に消費者に届けるのがこの事業です。
原料の調達からコンビニエンスストアなどの小売店や飲食店での提供まで一貫して担います。
またここ最近では、ローソンや日本KFCホールディングスを傘下にしたことも記憶に新しいと思います。

社員の給料が驚愕
三菱商事の平均年収は1,446万円(平均年齢42.6歳)で、年次によって変動はあるもののおおよそ1300~1500万円のあいだくらいになります。
総合職と一般職を合わせて算出したものなので、総合職だけで平均年収を計算するとさらに高くなります。

某サラリーマンさんがFIREできちゃった理由がここにあるよな気がします。
普通の年収じゃとてもこの短期間でむりでしょ(;´д`)
理屈はわかりますが。
株価
株価推移は乱高下を繰り返しながらも、一応右肩上がりで上昇を示しています。
企業業績
株価

売上高

営業利益

経常利益

業績は景気に影響される景気敏感株に該当するので、もちろん不安定な動きになっています。
配当推移

一株配当・配当利回り
- 一株配当 134円
- 配当利回り 4.37%
- PBR 0.85
- PER 22.65
- 最低取得金額 306700円
株主優待
株主優待 なし

まとめ
伊藤忠商事と三菱商事比較
伊藤忠商事
- 配当利回り 2.53%
- PBR 1.69
- PER 12.96
- 業績と株価は常に右肩上がり!
三菱商事
- 配当利回り 4.37%
- PBR 0.85
- PER 22.65
- 業績と株価は悪くはないですが、不況に弱く伊藤忠商事には勝てていません!
勝っているところは配当!
同じように30万円くらい投資して、キャッシュフローが
伊藤忠商事 8800円
三菱商事 13400円
この差はでかいですね。
10000株保有してたら、46万円も年間で変わってきます。
ここから導き出される結論は、

純粋な投資における資産の増加を狙うなら伊藤忠商事。
高配当株で不労所得を得たいなら、三菱商事。
こうなると思います。
配当金の魅力について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
高配当株ポートフォリオを構成したい方はこちらもご覧ください。
しかし、後に伊藤忠商事は配当金を増配する可能性があるので、先の未来を見据えたギャンブル的な投資をするなら、資産増加と配当金増加の2つを狙えるのは伊藤忠商事になりますね。

私フォレストファンドは今三菱商事しか持っていないので、伊藤忠商事をいつ買うか、いつ買うか、狙っているところでもあります。
企業としての強さを持つ伊藤忠商事、高配当と企業規模を誇る三菱商事を取る。
皆さんはどちらですか?
。。。
今回は以上になります。
このブログをご覧いただきありがとうございました
なお、投資の自己責任になりますよで、最終判断はご自身でお願いいたします。
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